【インデックス投資】インデックス投資を分かりやすく 自分の言葉で落とし込む
こんにちは、
エリザベスです。
今回は【インデックス投資】について。
かんたんな言葉で
整理、理解して、落とし込む
という目的で、
今後何回かに分けて書いていきますので、
参考になれば嬉しいです。
インデックス投資をかんたんな言葉で落とし込む
皆さんがほんの少しでも
「老後」や「投資」について検索してみると、
『インデックス投資』
を目にしたことがあるかと思います。
インデックス投資の特徴は、
- 投資のプロではない我々一般人でも今日から始められるほどシンプル
- 少額で世界中の会社に分散投資ができる
- 優位な結果が残せる:歴史的天才投資家をのぞいては、インデックス投資を上回る成績を出し続けられる投資法はない
- 何よりもコストが安い
こう並べると完璧に見えるインデックス投資。
確かに、
老後目標資金の達成プランにおいて、
採用をおおいに検討すべき、
優位性の高い方法です。
ただし、どれほど完璧に見えても、
自己責任の投資の世界ですから、
納得した上で始めるべき。
なぜ上記のように言われるのか、
ひとつずつ整理していきたいと思います。
INDEX(インデックス)について
そもそもインデックス(指数)とは?
「インデックス投資」の前に、
「インデックス」とは、
そして、インデックスってなぜあるのか、から
クリアにしていきたいと思います。
「インデックス」=指数
指数 = ある市場(マーケット)全体の動向を表している数値
とあります。
では「市場を数値であらわす」ことをなぜするのでしょうか。
インデックス(指数)はなぜあるのか
東証1部の例で考えてみます。
たとえば、トヨタ自動車の市場価値は
- 1株の値段がおよそ7,340円
- 発行している株の数が3,262,997,492株
- 株価×発行株式数=時価総額(=会社の市場価値)なので、トヨタ自動車の価値は23,950,401,591,280円 (23兆9500憶円超え)
となります。
同じように、東証1部に上場している2,100社以上の時価総額を計算し、
合計すると およそ676.1兆円です。
この676.1兆円+のマーケット時価総額、
多数の銘柄が値上がりすれば、総じて大きくなりますし、
逆も同じです。
トヨタ自動車1社とっても、たった1円の値動きで、32憶円以上、
1%の値動きで2,350億円以上も市場価値が変動します。
これを2,100社以上、
銘柄が日々変動して、
マーケット時価総額がどれくらい増えたか、または減ったか、
期間中どのように推移しているか。
これを考えたり伝えたりするときに、
百兆円単位で行うのは少し不便ですよね。
そこで、より分かりやすく、
マーケット動向を総合的にとらえられるようにしたい、と
指数をつかおうということになったですね。
例えば、
東証1部市場の時価総額は676.1兆円と先に書きましたが、
東証株価指数(TOPIX)という、
東証1部上場の全銘柄を基に算出した指数では、
市場の動向をポイントで表しています。
2020年12月現在では1,782ポイントとなっています。
インデックス(指数)の種類
東証1部の例でインデックス(指数)の考え方を整理しましたが、
マーケット全体を対象としたインデックス以外にも、
代表的な大型株だけを集めた銘柄群の動向を指数にしたものや、
株以外にも、
債権市場の指数や、
不動産投資信託(REIT)の指数、
など、
さまざまなものにインデックス(指数)がついています。
有名な指数の例として、
などなどたくさん。
なんと世界に1万種類以上のインデックスがあります。
これら様々なインデックスを作って計算しているのは、
証券取引所や金融機関系の会社、新聞社、金融情報会社、などです。
つまりインデックスに投資するとは ?
インデックス(指数)=マーケット動向をあらわす数値、
というのがわかったところで、
実際にインデックスに投資するとはどういうことでしょうか。
インデックスに投資=マーケットの動きに投資
例えば、アメリカのS&P500インデックスに投資しようと決めるとします。
資産は、S&P500インデックス算出に含まれている会社の株が伸びればともに成長し、
逆に不景気でマイナスになれば、減る。
S&P500の動きと運命共同体になるということになります。
ここで、
なぜ上げの時だけでなく下げ時も連動するものに
投資をするのか、と疑問に思われた人もいますよね。
後ほど、インデックス投資の優位性の部分で説明しますが、
マーケットは上げ下げを繰り返しながらも、
基本は右肩上がりの成長をするもの、と考えられています。
成長を望まない企業は少ないです。
また、業績が振るわず上場の条件を満たせなくなった会社は、
逆に成長してきた会社にとって代われていくことから、
株式市場は常に新陳代謝をし、
成長を続ける会社で構成され続けることから、
市場全体は成長していくものと考えられるわけです。
こちらはS&P500インデックスの過去のチャートです。
ざっとですが、このような理由から、
インデックスに投資するのは有効と言われるわけですが、
では、いざ投資をしようとするときに、
S&P500のインデックスを直接買うというわけではありません。
インデックスはあくまでも指数・数値であって、
株・債券・投資信託・ETFなどの
金融商品ではないからです。
インデックス≠ インデックス投資商品
インデックスに投資する具体的な方法
インデックスは数値であり、金融商品ではない為
直接買えるものではありません。
代わりにS&P500インデックスと同じ動きをするように作られた金融商品というものがあり、それを買います。
その金融商品とは、
『インデックスファンド』という種類の
で、
これらを買うことによって
S&P500インデックスのパフォーマンス結果と連動する投資ができます。
「インデックスファンド」=投資信託・ETF とは
投資信託やETFとは何かについては、
すでにたくさんの情報があるので
ここで詳しく解説はしませんが、
簡単に言うと、
投資家から集めた資金を、
ファンドという集合的な投資資金にして、
ファンドマネジャーという職業の人が、
あらかじめ決められたファンドの方針に沿って、
投資、運用してくれるものです。
この「方針」のところが、
特定の「インデックスと連動する投資成果を目指す」と決められていて、
インデックスと連動するような株の組み合わせでできている投資信託やETFが「インデックスファンド」です。
「〇〇〇のインデックスをベンチマークとする。」と表現もされます。
(すべての投資信託・ETFが「インデックスファンド」ではなく、
目的や投資対象がいろいろある。例えば、
- マーケット成長以上のリターンを出す(アクティブファンド)
- 高配当の銘柄を集めて配当金収入にフォーカス、
- インバース(マーケットと逆の動きをする)
など。さまざま)
インデックス投資をしようと決めたら
目的のインデックスとの連動を目指して運用されている、
インデックスファンドを選びます。
S&P500の例でいうと、
投資信託では
- eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
- SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンド
ETFでは
- SPDR S&P500 ETF
- 上場インデックスファンド米国株式(S&P500)
などがS&P500のインデックスと連動するようデザインされているものです。
まとめ
今回は、そもそもインデックスって何?から始まり、
インデックスに投資するってどういう事なのかについて、
まとめました。
インデックスとは、
株式や債権などの市場や、
特定の銘柄群の動向を
総合的にとらえてわかりやすく表す数値であるということ、
そして、
インデックスに投資するには
インデックスに連動することが方針として決められている、
『インデックスファンド』(=投資信託・ETF)を買うということ、
これを理解した上で、
次回は、
インデックス投資が、
プロではない我々一般人が今日からでも始められるほどシンプル、と
言われる理由について、
分かりやすく書いていきたいと思います。
それではまた♡
xoxo
P.S.
ご自身にインデックス投資は向いているかどうか。
それにはまず具体的な目標金額や、
目標年月日から洗い出していくと、
よりクリアになります。
前回までの記事で、
老後資金は、~いくらを目指せばいいのか~
そして目標達成のために、~毎月いくら投資すればいいか~
の計算をしたものをご紹介しましたので
よろしければそちらも読んでみてください。
elizabeth-journal.hatenablog.com
elizabeth-journal.hatenablog.com
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免責事項
当ブログ著者はファイナンシャルプランナー(2級ファイナンシャル・プランニング技能士)の資格保有者ですが、本業は会社員です。このコンテンツはファイナンシャルプランニングのサービスを提供するためではなく、自己の学びの延長が、読者の方の参考になることを願ってご紹介しているものです。信頼できると判断した情報等に基づいて概算の根拠としていますが、その正確性・完全性を保証するものではないことをご了承願います。また投資のすべての判断は自己責任でお願いします。
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