【インデックス投資】投資信託かETFかどうやって選ぶ?
こんにちは。
エリザベスです。
なにを基準に、
投資信託にするかETFにするか
決めたら良いのでしょうか?
前回の記事でも触れましたが、
ここではより詳しく書いていきたいと思います。
投資信託でも
ETFでも
ファンドの方針が、
「インデックスに連動する投資成果を目指している」のであれば、
どちらも「インデックスファンド」のくくりになり、
成果はインデックスのパフォーマンス次第、という点で、
どちらに投資しても同じです。
では、他の違いは何なのか、
そこをおさえて、
自分に合う方を選んで、
良い気分で続けて行けるものにしましょう。
- 保有コストを安く抑えたいなら ETF
- 少額コツコツ積立であれば、購入時手数料をおさえられる投資信託
- ETFはリアルタイムで売買額が分かる
- 最小限の手間がいい人には自動積立や分配金再投資ができる投資信託
- 最後に
保有コストを安く抑えたいなら ETF
例として、
同じTOPIXに連動する
投資信託とETFを比べてみます。
それぞれの信託報酬(※)は、以下の通りです。
これを、1000万円の投資に取られる信託報酬額で比べると、
1年では6600円の違いです。
20年の運用すると132,000万円も差がでます。
もし2000万円、3000万円。。。など投資額が多ければ多いほど、
その差額はひろがります。
まとまった資金があり、
腰を据えてインデックス投資をしていくと決めている人は、
ETFの方が良いと思います。
(※)信託報酬とは運用してもらう手数料。投資額にかけるもので、運用実績は関係なく毎年差し引かれています。
販売会社を通して購入する投資信託と比べて、ETFは株式市場からの直接取引で販売会社を挟まないのが、差の主な要因です。
少額コツコツ積立であれば、
購入時手数料をおさえられる投資信託
投資信託には、買うときにとられる購入手数料があるのですが、
(運用会社や販売会社によって決められています)
長期投資に適した優良なインデックスファンドであれば、
たいていが「ノーロード」と言って、購入手数料無しになっています。
一般人長期投資を推奨するための、
各機関の努力の成果と言えます。
一方で、株式市場で売買するETFは、各証券口座で決まっている売買手数料がかかります。(アメリカだと売買手数料ゼロの証券口座も存在しますが)
少額買い付けを頻繁にしていく想定であれば、
毎回売買手数料を取られてしまうETFよりも、
ノーロードの投資信託が良いでしょう。
ETFはリアルタイムで売買額が分かる
投資信託の基準価額は1日に1回のみ計算されるので、
いくらで・何口数買ったのかが分かるのは翌日になってからです。
一方でETFは株式市場で取引されている為、
取引時間中はリアルタイムで売買した金額がわかります。
また、ETFは株式と同様、指値で取引することもできます。
購入金額や口数をよりコントロールしたいという人は、
ETFが向いているでしょう。
最小限の手間がいい人には
自動積立や分配金再投資ができる投資信託
投資信託は自動積立設定にすることができます。
毎月(または毎日)
決まったタイミングで決まった額が投資されますので、
都度手動で売買取引をしなくてよいのがメリットです。
また、別のメリットとして、
マーケットの上げ下げに気持ちが一喜一憂しても、
心理状態に左右されず、継続的に投資が実行されていくという点があります。
市場の動きに惑わされるのは人間心理で、
それは避けられないものです。
慣れてくると、多少の増減では一喜一憂しなくなるのですが、
はじめはそこが怖いところ。
自動積立設定は、
半ば強制的に投資を実行を続けることで、
その増減にも強制的に、そして次第に慣れていく手助けをしてくれます。
(証券口座によってはETFでも自動積立サービスを提供している場合もあります)
また、分配金の出るファンドについては、
投資信託は自動再投資することができます。
分配金を再投資する=投資口数が増える、
ですので、
翌期うけとれる分配金がその分増えます。
これを繰り返すことにより、
投資口数と分配金が同時に、
雪だるま式に増えていくのが「複利の効果」で
是非継続して行いたいですね。
ETFの場合は分配金は証券口座に振り込まれるので、
再投資したい場合は自分自身で行う必要があります。
投資額が大きい人は、保有コストを抑えられるETFを選んでいるかと思います。
その場合は、分配金もまとまった額になり、
ETF の追加投資にも足りる額になってくると思うので、
手間を惜しまないという人はETFでも良いと思います。
ちなみに私は、
実際に目にすることが好きなので、
その点ではETF派です。
最後に
いくつかのシチュエーション別に
選び方の例をご紹介しましたが、
どちらか一方に決める必要はなく、
使い分けももちろんオーケーです。
たとえば、
積立NISAは毎月の定額投資なので、投資信託を選び、
そのほかの余力資金はETFで、など。
ご自身の投資可能額と、
投資スタイル、性格などに合わせて、
是非続けられる方法を選んで
投資生活をしていきましょう。
ではまた。
xoxo